佐賀県の概要
九州の北西部に位置する有明海と玄界灘に挟まれた九州で最も小さな県ですが、魏志倭人伝に登場するほど歴史は古く、大陸の文化を受け入れ発展していきました。受け入れた文化の名残は現在でも県内各地でみることができ、唐津城跡や吉野ヶ里遺跡をはじめとする遺跡や旧跡、埋蔵文化財が多いのが特徴です。また、特異な民俗芸能も多く、白髭神社の田楽や鹿島市音成の面浮立、干潮時の沖の島参拝など、観光客を集める様々な行事が年を通して催されています。
ちなみに、この地方は昔からクスノキが数多く茂り栄えていたことから「栄(さか)の国」と呼ばれており、その名が訛って佐賀という地名になったといわれています。そして、北に面する玄界灘には複雑に入り組んだリアス式海岸が広がっており、湾内に点在する島々を含めて玄海国定公園に指定されるほどの雄大な景観が私たちの目を和ませてくれます。なお、玄海灘と反対側に位置する有明海には干拓地が広がり、豊かな土壌を活かした農業や海苔の養殖も特産のひとつです。なかでも、干潟の上でおこなう、ムツゴロウ漁やその料理は有名ではないでしょうか。
気候は対馬海流と温帯季節風の影響により寒暖の差が小さく、年間平均気温も16度と非常に過ごしやすい土地だといえます。
そんな、歴史豊かで温暖な気候の元で育った佐賀県民ですが、真面目で口数が少なく、大人しいとされています。しかし、高血圧性疾患による死亡者の数が全国でも上位にあり、普段はもの静かで温厚な性格でも、ふとしたことでカッとなってしまう、激情型の人間が多いようです。また、「佐賀んもんの通ったあとには草木も生えん」と揶揄されるほど貧乏性で、結婚式なども地味にとりおこなう場合がほとんど。九州圏内では貯蓄率も群を抜いており、非常に経済観念のしっかりした県民性があらわれています。